通信サービスセクターが下落、通信・メディア大手がXLCの重荷に
市場の大半が上昇するなか、通信サービスセクターは下落。通信やエンターテインメント大手の決算発表が失望を誘い、相場を押し下げました。
EasyAlpha Research · 2026年10月21日 · 10月21日 19:51 GMT-4
XLC · Communication Services Select Sector SPDR Fund
$108.97-1.1%
1カ月
-4.0%
100営業日
-5.7%
6カ月
-7.2%
12カ月
-6.6%
セッションの変動銘柄
SKYDSkydance Corporation
+10.6%ECHOEchoStar Corporation
+7.2%TAT&T Inc.
-6.5%
同セクターに連動する上場投資信託(ETF)であるコミュニケーション・サービス・セレクト・セクターSPDRファンド(ティッカー:XLC)は、主力構成銘柄の下落が重荷となり、10月21日(水)に-1.1%で引けました。EasyAlphaは同ファンドのポートフォリオの86.6%を評価対象としており、そのうちAまたはBの評価を受けた企業が22.5%を占めています。セクター内の銘柄の広がりは狭い状態が続き、市場全体では11セクター中7セクターが上昇したにもかかわらず、同セクターで上昇したのはわずか21.1%銘柄でした。時価総額加重平均の通信サービスセクターは-1.2%で終了し、均等加重平均の-0.6%よりも大きな下げ幅となったことから、主要な大型株が下落を主導したことが浮き彫りになりました。こうした下押し圧力は、通信・メディア大手の四半期決算によって収益性への懸念が再燃したことに起因しています。
セクター下落の主因となったのはAT&Tで、同日の取引を-6.4%で終えました。この通信大手は第3四半期決算で調整後利益こそ予想を上回ったものの、光回線の加入者1件あたり平均売上高(ARPU)が前年同期比で4%減少したことを明らかにしました。決算ではメキシコ携帯事業における26億ドルの減損損失を計上した一方で通期の利益目標を引き上げたものの、本業の利益成長見通しがアナリストの期待に届かなかったことから投資家の売りを招きました。
メディアやストリーミング関連銘柄も同様の売りに直面しました。ネットフリックスの株価は、同社が通期の広告見通しを引き下げ、年間売上高予想の中央値を下回る見通しを示したことで下落しました。利益面では予想を上回ったものの、広告ガイダンスの引き下げが成長鈍化の懸念を強めたため売りが先行し、デジタル広告やエンターテインメント関連銘柄全体の軟調さに拍車をかけました。
ファンド内の中小型株には明るい動きも見られたものの、セクター全体の下げを相殺するには至りませんでした。スカイダンス・コーポレーションが+10.6%、エコースターが+7.2%で引けましたが、情報源によるといずれの上昇にも明確な要因は報じられていません。XLCは時価総額加重平均を採用しているため、中小型銘柄が好調であっても、セクター最大手の銘柄群による下押し圧力を相殺することはできませんでした。同ファンドの終値は$108.97となり、過去1カ月の騰落率は-4.0%となりました。
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