インド下落と韓国上昇のなか、世界市場は軟調
原油高がインドの重荷となる一方、企業の戦略転換が韓国を支えたものの、主要8市場のうち上昇したのはわずか2市場にとどまった。
EasyAlpha Research · 2026年10月23日 · 10月26日 6:30 GMT-4
10月23日(金)の取引は、世界的に株式が広く下落するなか、通常の約2倍の変動となったインド市場が焦点となった。追跡対象の8市場のうち、上昇したのはわずか2市場にとどまった。世界株ファンドは-0.4%で取引を終え、S&P 500ファンドが-0.5%を記録した米国株と同じ方向に動いた。この日最も力強い上昇を見せたのは韓国(+1.5%)だった一方、インド(-1.9%)はグループ最下位に沈んだ。
エネルギー供給への懸念がインド(-1.9%)の重荷となった。中東情勢を受けた供給懸念からブレント原油が1バレル=114ドル近辺まで上昇したほか、海外機関投資家による広範な売りが下落圧力をさらに強めた。
対照的にランキングの首位に立った韓国市場では、個別企業の方針転換が好感された。半導体大手のSKハイニックスが傘下のソリダイムの米国上場計画を棚上げしたことで、希薄化に対する投資家の懸念が和らぎ、同社株は4.4%上昇した。この決定をきっかけに主要ハイテク銘柄への選別的な押し目買いが入り、韓国(+1.5%)はこの日の市場を牽引した。
欧州でも全体の軟調な地合いに歩調を合わせる形で主要ファンドが下落し、ドイツ(-1.0%)、英国(-0.7%)、ユーロ圏(-0.6%)がいずれも下落した。一方、より広範な新興国市場は底堅さを見せ、新興国全体で+0.5%となった。アジアでは、中国株が0.0%と横ばいで取引を終えたものの、この水準は同市場にとって過去1年間の最安値となった。なお、今回のセッションに関して特段の材料は報じられていない。
これらの市場を注視する投資家にとって、今後数日間は主要な経済指標の発表が相次ぐ。インドでは統計当局が10月25日に9月の速報値を、28日には鉱工業生産指数を発表する予定だ。中国では10月27日に工業企業利益、月末には製造業購買担当者景気指数(PMI)の公表が控える。これらの経済指標は、主要新興国における産業需要の動向を見極める次の具体的な手掛かりとなる。
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