資本財セクターは横ばい、ペイチェックス急落も幅広い銘柄の上昇が相殺
23日(水)は資本財銘柄の半数以上が上昇し、決算を受けて下落したペイチェックスのマイナスを補った。
EasyAlpha Research · 2026年9月23日 · 9月23日 23:57 GMT-4Plus
XLI · Industrial Select Sector SPDR Fund
$170.10-0.1%
1カ月
-5.0%
100営業日
-1.7%
6カ月
+3.0%
12カ月
+11.1%
セッションの変動銘柄
IRIngersoll Rand Inc
+3.3%FASTFastenal Company
+1.8%PAYXPaychex Inc
-8.8%
資本財セクターに連動する上場投資信託(ETF)である資本財セレクト・セクターSPDRファンド(XLI)は、主要株価指数が軟調で全11セクター中1セクターのみが上昇するなか、9月23日(水)を-0.1%で終えた。セクター内では53.1%銘柄が上昇し、幅広い銘柄の底堅さが下支えとなった。時価総額加重平均の同セクターは大型株の安定感がクッションとなり-0.1%で終了(均等加重平均の同セクターは-0.3%)。EasyAlphaではセクター内銘柄を同業他社と比較して評価しており、同ファンドの評価対象ウェイトの43.5%をA評価またはB評価の企業が占めている。AやBの評価を受けた企業はファンダメンタルズが強固で、歴史的にもDやEの評価を受けた企業に比べて大幅な下落に見舞われるリスクが低い。この日の主な押し下げ要因となったのはペイチェックス(Paychex Inc)で、四半期決算とともに慎重な売上高見通しを発表したことから-8.8%で取引を終えた。
給与計算・ビジネスサービス関連の下落に対し、機械や産業資材のサプライヤーがセクターを下支えした。セクターの上昇を主導したのはインガソール・ランド(Ingersoll Rand Inc)で、経営陣が各事業部門における顧客需要の広がりと受注の力強さを強調したことを受け、+3.3%で終了した。産業資材大手のファスナル(Fastenal Company)も+1.8%となり、セクターを支えた。米長期金利の上昇やエネルギー価格の高騰が市場全体の重荷となるなかでも、資本財銘柄は取引の大半を通じて底堅い値動きを示した。
個別企業の動きも支援材料となった。鉄道技術サプライヤーのワブテック(Wabtec)は、ブラジルのMRSロジスティカと機関車および関連機器のフリート更新契約を結んだと発表した。パッケージングや製造資材分野でも、複数のメーカーが米国内での生産拠点拡張に向けた投資を相次いで確認した。
XLIを通じて同セクターに投資する場合、このETFは経費率0.08%で利用でき、産業用資本財や商業サービス全般にわたり$31.9 billionの純資産を運用している。終値は$170.10となり、過去1カ月では-5.0%となっているものの、過去12カ月では+11.1%を維持している。個別サービス銘柄が軟調な局面でも、多角化された大手製造業がファンドの下支え役となり得ることが示された一日となった。
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