原油供給への懸念が和らぎ、マラソン・ペトロリアム株が急落
原油価格の反落を受けて同社株は急落した。年初来で+147.4%上昇してきた同社株にとって試練の展開となっており、EasyAlphaによるクオリティ評価は平均的な水準にとどまっている。
EasyAlpha Research · 2026年9月21日 · 9月21日 18:48 GMT-4Plus
MPC · Marathon Petroleum Corp
$402.37-5.3%
平均的な品質
当社の評価
52週レンジ
- 見解: マラソン・ペトロリアム(Marathon Petroleum Corp)の評価は、S&P 500エネルギーセクターの同業他社と比較してCとなっている。力強い成長性が見られる一方、モメンタムの鈍化が重荷となり、全体としては平均的なクオリティを示している。
- 本日の動き: 原油価格の反落に伴い、出来高が通常の1.6倍となるなか、株価は5.3%下落して402.37ドルで取引を終えた。
- 今後の注目点: 11月3日(火)に予定されている第3四半期決算の発表。
9月21日(月)、エネルギー市場全般の軟調を受けてマラソン・ペトロリアム(MPC)の株価は急落し、402.37ドルで取引を終えた。ホルムズ海峡の通航状況の改善や米イラン間の外交努力を背景に原油供給への懸念が後退し、ブレント原油先物が3.4%下落したことが下落の要因となった。また個別の材料として、セントポールパーク製油所で請負業者の作業員が死亡する事故も発生している。
今回の急落は、同社株の目覚ましい上昇トレンドの一服ともいえる。マラソン・ペトロリアムの株価は年初来で+147.4%急伸、過去1か月でも+12.3%上昇しており、52週高値を6.0%下回る水準で推移している。この上昇基調はアナリストによる目標株価の引き上げを受けたものだった。同社をカバーするアナリストの間では52.6%が「買い」推奨を維持している。しかし急ピッチな上昇により、株価はアナリストの目標株価コンセンサスである375.50ドルを6.7%上回る水準まで買われていたため、エネルギー価格が反落した際に下値を支えるクッションが乏しい状態となっていた。
EasyAlphaによる同社の評価はCであり、S&P 500のエネルギーセクター銘柄と比較して平均的なクオリティであることを示している。EasyAlphaの過去の調査では、AまたはBと評価された銘柄は強固なファンダメンタルズを備え、DやEの銘柄に比べて大幅な下落リスクが低い傾向がある一方、C評価は業界内で標準的な銘柄を意味する。マラソン・ペトロリアムの最大の強みは成長性にあり、前年同期比+53.7%の増収率や42.1%の自己資本利益率(ROE)がそれを裏付けている。
一方で最大の注意点はモメンタムであり、年初来の急ピッチな上昇に対する調整局面を迎えている。出来高が過去20日間の平均の1.6倍となるなか、同社の予想株価収益率(PER)は12.9倍となっている。同社の次回の材料としては、11月3日(火)の第3四半期決算発表が予定されている。
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