素材セクターは小幅高、大型の主導株が緩やかな上昇をけん引
金曜日のETFは、一部銘柄の下落を主力株の上昇が補い小幅高で引けたものの、上位クオリティ評価に属する構成銘柄の比率はセクター全体の半分未満にとどまっています。
EasyAlpha Research · 2026年9月25日 · 9月25日 18:44 GMT-4Plus
XLB · Materials Select Sector SPDR Fund
$49.78+0.2%
1カ月
-7.2%
100営業日
-3.4%
6カ月
+1.8%
12カ月
-43.3%
セッションの変動銘柄
SHWSherwin-Williams Co
+2.7%ECLEcolab Inc
+1.6%LYBLyondellBasell Industries NV
-3.4%
9月25日(金)、素材セクターは+0.3%で引け、同セクターに連動する上場投資信託(ETF)であるマテリアル・セレクト・セクターSPDRファンド(XLB)は+0.2%の$49.78で取引を終えました。上昇は好調な主力銘柄に集中し、シャーウィン・ウィリアムズが+2.7%、エコラボが+1.6%で引け、-3.4%となったリヨンデルバセル・インダストリーズの下落を相殺しました。セクター全体では構成銘柄のうち60.0%が上昇し、EasyAlphaによる格付け評価でAまたはBを獲得している企業の比率はファンド全体の44.8%を占めています。原油価格の軟化や外交対話の進展が市場全体の地合いを支えた一方で、非鉄金属価格は依然として上値が重く、今回の小幅な上昇につながりました。
市場の広がりと主導銘柄 この日の相場は、上昇をけん引する主力銘柄と出遅れ銘柄との乖離が際立つ展開となりました。時価総額加重平均のセクター指数が+0.3%で引けたのに対し、均等加重平均指数は0.0%で取引を終えました。この格差は、時価総額の大きい主力銘柄がセクター全体の上昇を作り出した一方で、平均的な構成銘柄は横ばいにとどまったことを示しています。市場全体では11セクター中8セクターが上昇し、株式市場が債券市場の変動をこなすなか、素材セクターの上昇率は中位前後に位置しました。
事業環境 素材メーカーは、世界的なサプライチェーン全体で依然としてまちまちな事業環境への対応を迫られています。重工業分野では、相次ぐ軍事攻撃を受けてアルセロール・ミッタルがウクライナの主要製鉄所での操業を停止し、原材料生産における地政学的リスクが浮き彫りとなりました。一方、製造技術面では、原料生産コストの削減を目的とした連続チタン粉末プロセスの有効性をイペリオンXが実証しました。
ファンド概要と中期的動向 XLBを通じて同セクターに投資する投資家にとって、金曜日の小幅な上昇は厳しい中期的な環境下でのものとなっています。同ファンドの騰落率は過去1カ月間で-7.2%、直近100営業日では-3.4%となっています。より長期で見ると明暗が分かれており、XLBは過去6カ月で+1.8%となっている一方、過去12カ月では-43.3%にとどまります。経費率0.08%で純資産残高$8.8 billionを誇るXLBですが、同ETFが投資する素材セクターでは、上位クオリティ評価の銘柄が全体の半分未満にとどまるポートフォリオの現状が、ここ数カ月にわたる上値の重さにも反映されています。
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