素材セクターは下落、鉱業株の下落が化学株の上昇を相殺
産金大手ニューモントがコスト増を嫌気されて下落しセクターの重荷に。上昇銘柄は全体の4割未満にとどまった。
EasyAlpha Research · 2026年10月23日 · 10月23日 16:40 GMT-4
XLB · Materials Select Sector SPDR Fund
$51.29-0.8%
1カ月
+3.2%
100営業日
-0.7%
6カ月
-0.9%
12カ月
-42.6%
セッションの変動銘柄
MOSThe Mosaic Company
+3.2%DOWDow Inc
+2.5%NEMNewmont Goldcorp Corp
-4.6%
EasyAlphaでは各企業を同業他社と比較して格付けしていますが、上場投資信託(ETF)の素材セレクト・セクターSPDRファンド(XLB)において、AまたはB評価の企業が占める割合はわずか36.4%にとどまります。10月23日(金)の取引で上昇したセクター銘柄は4割未満で、上昇銘柄数は全体の39.1%にとどまりました。中小型株は大型株に比べて底堅く推移しました。時価総額加重平均の素材セクターは-0.9%で引けた一方、同構成銘柄の均等加重指数は-0.4%となり、-4.6%で引けた産金大手ニューモント・ゴールドコープが重石となりました。原油高が米株式相場の重荷となり、市場全体でリスク回避姿勢が強まったことも地合いを冷え込ませました。
鉱業株の下落がセクター最大の逆風となりました。金利見通しを背景に金価格が下落するなか、金地金は伸び悩み、世界市場で貴金属や産業用金属全般の重荷となりました。ニューモントは平均販売価格の上昇を受けて四半期利益が市場予想を上回ったと発表したものの、セクター内で最も大幅な下落を記録しました。投資家は事業運営上の懸念を重視し、同社が設備投資の増加や高水準のコスト見通しを示したことを受けて株を売却。アナリストによる投資判断引き下げも売りを誘いました。
素材セクターの他の分野では底堅さも見られました。化学や農業資材メーカーの一角が堅調に推移し、モザイク(The Mosaic Company)が+3.2%、ダウ(Dow Inc)が+2.5%と上昇を牽引しました。ダウは、売上高、営業利益、キャッシュフローの改善を示した第3四半期決算の発表を機に買いが集まりました。
セクターを代表する投資手段であるXLBは$51.29で取引を終え、当日の騰落率は-0.8%となりました。XLBは0.08%という低水準の経費率でセクター内の資産$7.8 billionへの低コストなアクセスを提供していますが、手数料が低いからといって保有銘柄のファンダメンタルズの悪化からポートフォリオを守れるわけではありません。より長期の視点では、同ファンドの過去12カ月間のリターンは-42.6%となっています。市場全体では主要11セクター中上昇したのは3セクターにとどまり、素材セクターの苦戦にとどまらず、相場全体に広く売り圧力がかかっていたことを示しています。
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- B良い品質
- C平均的な品質
- D平均以下
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