急ピッチな上昇にバリュエーション懸念、モデルナ株が反落
割高感を背景としたアナリストの投資判断引き下げが水曜日のモデルナ株の重荷となった。同業他社との比較において、EasyAlphaのクオリティ評価は「E」にとどまる。
EasyAlpha Research · 2026年9月30日 · 9月30日 18:45 GMT-4Plus
MRNA · Moderna Inc
$192.57-5.4%
最も弱い品質
当社の評価
52週レンジ
- 当社の見立て: S&P 500指数の同業他社の中で、モデルナ(Moderna Inc)の評価はEにとどまる。株価トレンドが主な強みである一方、効率性が最大の注視点となっている。
- 当日の動き: がんワクチン治験の進展を背景とした株価急騰の後、アナリストからバリュエーションの過熱感が指摘され、株価は5.4%下落の192.57ドルとなった。
- 注目点: 次回の四半期決算発表は11月5日(木)に予定されている。
9月30日(水)の米株式市場で、モデルナの株価は5.4%下落し192.57ドルで取引を終えた。出来高は日次平均の1.4倍に達した。この反落は、最近の臨床試験を巡る楽観論がファンダメンタルズから乖離して株価を押し上げているのではないかという、ウォール街のアナリストによる複数の投資判断引き下げを受けたものだ。ある調査機関は、現在のバリュエーションを正当化するにはがん領域の売上高に関して非現実的な前提が必要だと警告し、目標株価80ドルで投資判断を「売り」に引き下げた。市場の過熱感が冷え込む中、同社はウォール街における当日の主な投資判断引き下げ銘柄としても取り上げられた。
また、同社は技術部門トップの退任準備に伴い、がん関連の製造拡大を担う最高執行責任者(COO)のポスト新設を含む経営体制の刷新を発表した。前日には開発中のがん治療薬に関する良好な治験結果を受けて株価が急伸し、52週高値となる208.90ドルを付けていたが、今回の上昇一服はその翌日の動きとなる。株価は過去1か月で+37.2%、年初来では+553.0%となっている。
水曜日の下落を経てもなお、モデルナの株価は高値から7.8%、52週安値の22.28ドルからは764.3%の水準にある。これまでの上昇により、株価はアナリストの平均目標株価である119.56ドルを37.9%上回っており、同社をカバーする23名のアナリストのうち「買い」推奨を維持しているのはわずか21.7%にとどまる。
S&P 500指数の同業他社との比較において、当日の取引開始時点でモデルナの評価はEとなっていた。業種横断的な過去の分析では、「A」または「B」の評価を受けた企業はファンダメンタルズがより強固で、「D」または「E」の企業に比べて大幅な下落リスクが低い傾向がある。足元のモメンタムにより株価トレンドが主な強みとなっているものの、効率性が依然として最大の注視点である。直近の四半期売上高は前年同期比で+2.1%の変化となり、787.6億ドルの時価総額に織り込まれた期待に対して現在の成長ペースが緩やかであることが浮き彫りとなっている。
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- B良い品質
- C平均的な品質
- D平均以下
- E最も弱い品質
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