モノリシック・パワーが5.8%上昇、高成長の一方で割高感も意識される展開
雇用統計の落ち着きを受けて半導体株が買われたものの、クオリティ評価「C」や82.7倍のPERを背景に、モノリシック・パワー・システムズの割高感に注目が集まっています。
EasyAlpha Research · 2026年10月2日 · 10月2日 18:47 GMT-4Plus
MPWR · Monolithic Power Systems Inc
$1,439.73+5.8%
平均的な品質
当社の評価
52週レンジ
- EasyAlphaの見方: EasyAlphaによるモノリシック・パワー・システムズの評価は「C」であり、S&P 500のテクノロジーセクター内で平均的なクオリティを示しています。力強い成長が見られる一方で、割高なバリュエーションが対照的となっています。
- 当日の市況: 最新の米雇用統計を受けて半導体関連株が買われるなか、同社株は5.8%上昇し、1,439.73ドルで取引を終えました。
- 今後の注目: 10月29日(木)に予定されている四半期決算発表。
10月2日(金)、モノリシック・パワー・システムズの株価は堅調に推移し、5.8%上昇の1,439.73ドルで取引を終えました。アナログ半導体の競合数社が買われたことが追い風となりました。市場全体としても、9月の非農業部門雇用者数が2万9,000人増、失業率が4.2%となった米雇用統計の発表が下支えとなり、主要株価指数を押し上げました。
同社株はここ数四半期、人工知能(AI)向けチップ需要への期待に後押しされて力強いモメンタムを維持しています。この事業上の追い風は業績にも明確に表れており、直近四半期の売上高成長率は前年同期比で+47.6%に達し、純利益率は24.5%、自己資本利益率(ROE)は22.0%となりました。こうした事業拡大に支えられ、株価は過去1カ月間で+18.1%、年初来では+58.8%となっています。
事業面の力強い勢いにもかかわらず、EasyAlphaによるモノリシック・パワー・システムズの評価は「C」にとどまり、S&P 500のテクノロジー企業の中では平均的なクオリティ水準に位置付けられています。市場サイクルを通じたEasyAlphaの過去の調査では、「A」または「B」の評価を受けた企業は、下位の企業に比べてファンダメンタルズが強固で、大幅な株価下落のリスクが低い傾向が示されています。同社において成長性は最も強固な柱である一方、バリュエーションは最も脆弱な要素です。同社株は実績株価収益率(PER)82.7倍、予想PER38.8倍で取引されています。現在の株価は52週安値の827.63ドルを74.0%上回り、52週高値の1,708.95ドルを15.8%下回る水準です。
ウォール街では同社の事業展開について楽観的な見方が続いています。同社をカバーする16名のアナリストのうち93.8%が「買い」と評価しており、目標株価の平均値である1,839.80ドルは金曜日の終値から27.8%の上昇余地を示唆しています。その一方で、同社の最高経営責任者(CEO)が最近、約4,030万ドル相当の自社株を売却したことも判明しています。割高なバリュエーションを正当化するだけの事業成長を今後も持続できるかどうかは、10月29日(木)の四半期決算発表で一段と明らかになる見通しです。
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- B良い品質
- C平均的な品質
- D平均以下
- E最も弱い品質
評価は過去のデータをもとに、同じセクターの他社と比べた質を示すものです。予測でも目標株価でも助言でもありません。A評価の企業でも下落することがあります。