供給懸念で原油急伸、債券利回り上昇が金属相場の重荷に
サウジアラビアのパイプライン停止を受けて原油相場が急騰し、債券利回りとドルを押し上げた一方、米連邦準備制度理事会(FRB)の会合を控えて金属や主要通貨の上値は抑えられた。
EasyAlpha Research · 2026年9月15日 · 9月16日 6:31 GMT-4Plus
9月15日(火曜日)の原油価格は、サウジアラビアのエネルギーインフラへの攻撃により東西パイプラインが停止を余儀なくされ、世界的な供給途絶への懸念が深まったことで上昇した。このエネルギーショックが金融市場全般の動きを主導し、原油高が米10年債利回りを5%超へと押し上げた。原油価格の急伸により、借り入れコストが高止まりするとの観測が市場全体で一段と強まった。
金利先高観やエネルギーコストの上昇を受け、金属相場は下落した。貴金属では、原油高によるインフレ懸念の高まりと米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測を受け、金価格が下落した。産業用金属も同様の逆風に直面し、世界的な債券利回りの上昇が銅価格や鉱業株の重荷となった。
外国為替市場では、原油高と米債利回りの上昇を受けて利上げ観測が強まり、米ドルが全面高となった。この動きが主要通貨の重荷となり、ユーロは日中取引で一時約1カ月ぶりの安値近辺まで下落した後、対ドルで終値ベース0.0%となった。
暗号資産は小動きとなり、主要銘柄が狭いレンジ内で推移する中、ビットコインは-0.2%、イーサリアムは-0.2%となった。
火曜日の取引終了後も24時間取引が続く中、世界の主要指標は調整を続けている。ニューヨーク時間午前10時30分時点で、銀は+0.6%となった一方、円は対ドルで-0.6%となっている。
今後の展開として、市場の関心は水曜午後に予定されている米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策発表に集中している。2日間の会合を終えて金利決定が下される予定だ。また投資家は、世界的な金融政策の方向性を探る手がかりとして、今週後半に控えるイングランド銀行の政策金利決定にも注目している。
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