原油高で米株反落、買いの裾野にも陰り
原油価格の急騰でインフレ懸念が再燃し、S&P 500は下落したものの、薄商いと安定したトレンドラインに支えられ、相場の基調そのものは崩れていません。
EasyAlpha Research · 2026年10月23日 · 10月23日 16:40 GMT-4
この日の市場をひと目で
セッションの変動銘柄
GOOGAlphabet Inc Class C
-1.1%NVDANVIDIA Corporation
-0.6%LLYEli Lilly and Company
-2.5%
10月23日(金)、上位1000銘柄のうち上昇したのはわずか31%にとどまり、相場は高値から-2.5%の水準に位置しています。主要11セクター中上昇したのは3セクターのみでした。出来高は通常の80%と薄商いで、相場全体の基調を大きく乱すことはなかったものの、買いの広がりが狭まる静かな反落の一日となりました。
S&P 500指数は-0.5%で引け、連動型ETFのSPYは$759.96で取引を終えました。ダウ平均株価は-1.2%、ハイテク株比率の高いナスダック100指数は0.0%となりました。
主な下落要因となったのはエネルギー市場で、波乱含みの一週間の締めくくりに原油価格の上昇が主要指数を下押ししました。原油の騰勢が主要指数全般の重荷となり、週末の株式市場は終日守りの姿勢を強いられました。
この重圧により、セクター間の明暗が分かれました。エネルギー株の上昇を受けてエネルギーセクターは+2.5%と、この日の上昇を牽引しました。対照的に、生活必需品セクターは-1.7%となり、ディフェンシブ銘柄が売られたことで下落を主導しました。
投資家が人工知能(AI)インフラに求められる巨額の設備投資を再評価するなか、メガキャップやハイテク株は高安まちまちの動きとなりました。通信サービスではアルファベット(クラスC)が-1.1%、半導体大手のエヌビディアが-0.6%となり、ハイテク株全般の取引は落ち着きを見せています。
経済指標も相場の慎重姿勢に拍車をかけ、燃料価格の上昇を背景に消費者心理は歴史的な低水準近辺にとどまりました。静かな取引日を通過した市場関係者は、主要ハイテク企業の四半期決算発表や間近に迫る米連邦準備理事会(FRB)の金融政策会合に視線を向けています。
株式市場以外では、市場の予想変動率を示すVIX指数が19.0で終了。信用リスクの高い借り手に対して貸し手が上乗せを求める利回りスプレッド(ハイイールド債スプレッド)は3.40%となり、過去20日間の変動幅は+0.60ポイントでした。
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