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供給懸念で原油が急伸、ドル高も進行

8日の市場では供給リスクの高まりを背景にエネルギー価格が全面高となった一方、ドル高の進行を受けて主要通貨は軟調に推移した。

EasyAlpha Research · 2026年10月8日 · 10月9日 7:42 GMT-4

10月8日(木)のコモディティ市場では原油が大きく買われ、相場全体を牽引した。ブレント原油先物が4.1%高、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物が3.6%高で取引を終えた。急伸の背景には、中東を巡る供給不安や米国でのハリケーンに伴う生産停止がある。エネルギー価格の急騰に加え、ハイテク株の下落や米債利回りの反転も重なり、金融市場全体で神経質な地合いが続いた。

産業用金属や貴金属は銘柄ごとにまちまちの展開となった。銅は、チリのセンティネラ鉱山でのストライキに伴う供給制約や、大型連休明けとなる中国の買い手による在庫補充需要への期待から上昇した。一方、金は米債利回りの高止まりやドル高が重荷となる中、米国の債務拡大や金利見通しの不透明感を睨みながら小幅な反発にとどまった。

為替市場では、主要通貨に対してドルが全面高の展開となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で根強いインフレリスクと今後の利上げ経路が意識されたことを受け、ドルは1年半ぶりの高値圏を維持した。一方、ユーロは原油高やユーロ圏の債券利回り上昇が重石となり、対ドルで軟調に推移した。

暗号資産市場は10月8日、方向感を欠く推移となり、ビットコインが0.1%安、イーサリアムが0.1%安と、ほぼ横ばいで取引を終えた。通常取引終了後の時間外取引では貴金属の価格調整が進み、ニューヨーク時間午前11時45分時点で銀が1.7%安、金が0.4%高を記録した。

今後の市場の方向性を左右する重要な経済指標の発表が控えている。9日(金)午前にはミシガン大学消費者態度指数(速報値)が発表され、消費者の景況感やインフレ見通しが明らかになる。カナダでも金曜日に雇用統計の発表が予定されている。さらに来週は米労働統計局(BLS)から、10月14日(水)に9月の消費者物価指数(CPI)、15日(木)に生産者物価指数(PPI)、16日(金)に輸出入物価指数が相次いで公表される予定だ。

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