米インフレ加速に伴うドル高で銀が急落、金も下落
消費者物価指数の発表を受けて金利上昇への警戒感が再燃し、貴金属が大幅安となる一方、原油は供給懸念から上昇し、為替市場は落ち着きを取り戻しました。
EasyAlpha Research · 2026年10月14日 · 10月15日 6:18 GMT-4
10月14日(水)、ガソリン価格の9.1%上昇を主因に9月の消費者物価指数(CPI)が前月比0.6%上昇、前年同月比でも3.7%上昇したことを受け、貴金属市場は強い下押し圧力にさらされました。インフレの加速によって米連邦準備制度理事会(FRB)の金利が高止まりするとの見方が再燃し、銀のスポット価格は6.6%安の55.53ドルまで急落しました。
金も銀に追随して下落しました。インフレ指標の発表後に米国債利回りが上昇する中、利上げ観測の強まりが金需要の重荷となり、金先物12月限は4,107.90ドルで取引を終了しました。
対照的に、原油価格は上昇しました。サウジアラビアへの攻撃やタンカーを標的とした新たな脅威によって供給懸念が高まったことが原油の買いを促し、WTI原油先物は95.09ドル、ブレント原油先物は106.06ドルで引けました。
金利見通しの変化に対し、主要通貨も敏感に反応しました。インフレの高止まりを背景とした利上げ観測の再燃により、円は対ドルで一時下落したものの、その後ドルの勢いが衰えると買い戻され、最終的に1ドル=158円16銭となりました。為替市場全体では、ドル指数がこの日の取引で0.37%上昇しました。
24時間取引の市場では、こうした動きが翌朝にかけても継続しました。ニューヨーク時間午前10時20分時点の主要な取引では、銀がマイナス5.6%、円は対ドルでプラス0.3%となりました。
暗号資産市場はこの日を通じて小動きにとどまり、ビットコインはプラス0.3%、イーサリアムはプラス0.6%となりました。
木曜日に予定されている一連の経済指標の発表は、物価圧力と個人消費の動向をさらに探る手がかりとなります。米東部時間午前8時30分には、9月の生産者物価指数(PPI)が発表される予定です。また、9月の米小売売上高(速報値)も木曜日の午前に発表される予定であり、経済指標カレンダー上では週間の新規失業保険申請件数や企業在庫、地区連銀製造業景況指数なども控えています。日本国内では、8月の機械受注統計の発表が予定されています。
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