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原油急騰で利上げ懸念が再燃、銀は急落し1年ぶり安値

原油価格の急騰と米長期金利の上昇が貴金属市場の重荷となり、銀が大幅に下落したほか、為替市場でもドルに対して主要通貨が軟調に推移しました。

EasyAlpha Research · 2026年10月23日 · 10月26日 6:38 GMT-4

この日の取引で最も際立った値動きを見せたのが銀で、通常の数倍におよぶ変動幅を記録しました。10月23日(金)の取引では銀が5.4%安となり、終値ベースで1年ぶりの安値を付けました。

銀の下落は、金属市場全体に広がった売りの一環でした。金も取引時間中に4,000ドルを割り込み、2.4%安でこの日の取引を終えました。原油価格の急騰を受けてインフレ懸念が再燃し、米長期金利が上昇したことで、金利が高止まりするとの見方が強まり貴金属の大きな重石となりました。さらに、ハイテク株の下落に伴う追証(マージンコール)が発生したことで、投資家が現金確保のために流動性の高いコモディティの持ち高を解消する動きも見られました。

エネルギー価格の上昇を受けて利上げ観測が高まるなか、原油価格は上昇しました。このエネルギー価格の高騰は金融市場全体へと波及し、ハイテク株のバリュエーション調整に伴う株式市場全体の全面安を促したほか、債券利回りの上昇につながり、金利が付かない資産への逆風を一段と強めました。

10月23日(金)の外為市場では、米利回りの上昇を背景にドルが買われ、主要通貨は対ドルで軟調となりました。この日の取引終了時点で、ユーロは対ドルで0.1%下落、ポンドは0.2%下落、円は0.2%下落となりました。

暗号資産市場は落ち着いた値動きにとどまり、ビットコインは0.3%安、イーサリアムは0.1%安でした。

金曜日の取引終了後も行われている時間外取引では、ニューヨーク時間午前10時40分時点で価格がさらに動き、銀は0.9%安、金は0.2%安となっています。

今後の注目ポイント

来週は、中央銀行の政策決定会合や主要な経済指標の発表が相次ぎます。米連邦準備制度理事会(FRB)は水曜日に2日間の金融政策決定会合を終えます。同日にはカナダ銀行(中央銀行)も政策金利と金融政策レポートを発表します。木曜日には欧州中央銀行(ECB)が最新の政策決定を発表し、金曜日には日本銀行が2日間の金融政策決定会合を終えます。経済指標の発表としては、木曜朝の経済指標カレンダーに第3四半期の国内総生産(GDP)速報値および個人消費支出(PCE)物価指数が控えています。

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