リサーチ一覧
素材セクター · セッション総括

中小型株がXLBを押し上げ、シャーウィン・ウィリアムズの決算不振をカバー

27日の素材セクターでは、シャーウィン・ウィリアムズの決算不振が主力銘柄の重荷となったものの、中小型銘柄が相場を牽引し、セクター全体を押し上げた。

EasyAlpha Research · 2026年10月27日 · 10月27日 16:41 GMT-4

XLBのロゴ

XLB · Materials Select Sector SPDR Fund

$51.81+0.8%

1カ月

+4.7%

100営業日

+2.3%

6カ月

+1.7%

12カ月

-41.8%

XLBを開く 10月27日 16:41 GMT-4 時点

セッションの変動銘柄

  • MOSThe Mosaic Company

    +6.1%
  • ALBAlbemarle Corp

    +6.0%
  • SHWSherwin-Williams Co

    -2.8%

10月27日(火)の取引で、上場投資信託(ETF)の素材セレクト・セクターSPDRファンド(XLB)は、セクター全体の騰落の広がりがプラスを維持するなか、中小型銘柄の牽引により+0.8%で取引を終えた。セクター構成銘柄のうち58.3%銘柄が上昇して取引を終えたことで、均等加重型のセクター騰落率は+1.0%となり、時価総額加重型の+0.8%を上回った。EasyAlphaの同業比較評価によると、セクター全体で最上位水準のクオリティを持つ企業は依然として限られており、当ファンドの評価対象資産のうちAまたはBの評価を得ている企業への配分はわずか35.5%にとどまっている。上昇を牽引したのは+6.1%で引けたモザイク(The Mosaic Company)で、-2.8%となった主力株シャーウィン・ウィリアムズ(Sherwin-Williams Co)による下押し圧力を相殺する格好となった。米連邦準備制度理事会(FRB)の今後のガイダンスへの思惑から市場全体がリスク選好の展開となるなか、素材株も幅広い相場上昇に歩調を合わせた。一方で、シャーウィン・ウィリアムズは第3四半期決算の発表を受けて反落した。

この日の主導株と出遅れ株のパフォーマンスの乖離には、個別の企業要因と循環的な要因が反映されている。シャーウィン・ウィリアムズは市場予想を下回る決算を発表し、通期の利益見通しのレンジを縮小したほか、コスト圧力や需要の低迷に言及した。一方、アルベマール(Albemarle Corp)は+6.0%で引けたものの、各種情報源によれば、アルベマールまたはモザイクのいずれについても、この日の株価上昇を促す固有の材料は報じられていない。

この日の動きは、全11セクター中7セクターが上昇した株式市場全体の堅調な地合いに沿ったものとなった。苦しい1年を経て落ち着きを取り戻しつつあったXLBにとって、火曜日の上昇はその流れをさらに後押しした。当ファンドの終値は$51.81となり、過去1カ月の騰落率は+4.7%となった。もっとも、過去12カ月間の騰落率が-41.8%となっているように、足元の値上がりはこれまでの厳しい推移を背景としたものだ。

純資産$7.8 billion、経費率0.08%と、当ファンドは低コストな投資手段を提供するものの、セクター全体をまとめて購入しても、最上位クラスの優良企業へのエクスポージャーは限られる。EasyAlphaでは、各企業を同業他社と比較して評価している。AまたはBの評価を得ている企業はファンダメンタルズがより強固であり、歴史的にもDやEの評価の企業に比べて大幅な下落リスクが低い傾向にある。

素材セクターを見る

そのセクターの全企業を評価付きで、質がどこにあるかとともに。

セクターを開く

グレードの仕組み

毎日、各企業を同じセクターの他社と比較して評価しています。財務、株価の動き、市場のシグナルを見て、結果をシンプルな一文字で表します。

  • A非常に優れた品質
  • B良い品質
  • C平均的な品質
  • D平均以下
  • E最も弱い品質
評価の仕組み →

評価は過去のデータをもとに、同じセクターの他社と比べた質を示すものです。予測でも目標株価でも助言でもありません。A評価の企業でも下落することがあります。