原油高と米金利上昇で株安、基調トレンドは維持
原油価格の上昇と債券利回りの高騰を受けて火曜日の主要株価指数は下落したものの、相場全体の基調トレンドや信用環境は底堅さを保ちました。
EasyAlpha Research · 2026年9月1日 · 9月1日 20:57 GMT-4Plus
この日の市場をひと目で
セッションの変動銘柄
AAPLApple Inc.
+2.6%NVDANVIDIA Corporation
-1.5%AMZNAmazon.com Inc
-1.9%
9月1日(火)の相場は市場の大半に売りが広がり、11セクター中上昇したのは4セクターのみ、492銘柄中上昇したのはわずか32%にとどまりました。出来高は通常時の106%でした。市場全体で調整が入ったものの、S&P 500は史上最高値から-2.1%の水準にあり、200日移動平均線を+7.5%上回る位置を維持しています。主要指数には目先のノイズが生じたものの、大局的な市場トレンドが崩れたわけではありません。
主要株価指数は全面安の展開となりました。S&P 500は-0.7%下落、ダウ平均は-0.7%下落、ハイテク株比率の高いナスダック100は-1.3%下落し、小型株指数のラッセル2000も-1.1%下落しました。S&P 500連動型ETFのSPYは$761.72で取引を終えました。
この日の取引は、中東を巡る地政学リスクの再燃が主導する展開となりました。ホルムズ海峡付近で発生した石油タンカー2隻への攻撃を受けて原油価格が急騰し、インフレや金利に対する懸念が再び強まりました。地政学的な緊張とエネルギーコストの上昇は、世界的な債券売りと米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げ観測の引き金となりました。
火曜日のセクター別動向では明暗が分かれました。エネルギーが+1.5%上昇してトップとなった一方、一般消費財は-1.9%下落して最も軟調なグループとなりました。指数の構成比率が大きい主要銘柄では、アップル(+2.6%)が上昇したものの、エヌビディア(-1.5%)やアマゾン・ドット・コム(-1.9%)は下落して取引を終えました。
市場環境全体を見渡すと、この日の株安による悪影響の波及はほとんど見られません。ハイイールド債のクレジットスプレッドは2.63%となっており、直近数週間で-0.15ポイント縮小しています。同時に、VIXは14.9、タームストラクチャー比率は0.85で引け、地政学的リスクの高まりにもかかわらず、ボラティリティ指標は直近のレンジ内に収まっています。
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