好調な経済指標で利回りが上昇、米株市場は大商いを伴って反落
23日(水)の市場ではほぼ全セクターに売りが広がり、出来高を伴う反落となったものの、SPYは最高値から-1.3%の水準にとどまりました。
EasyAlpha Research · 2026年9月23日 · 9月23日 23:56 GMT-4Plus
この日の市場をひと目で
セッションの変動銘柄
GOOGAlphabet Inc Class C
-3.6%NVDANVIDIA Corporation
-1.5%AMZNAmazon.com Inc
-2.2%
9月23日(水)の米株式市場は売り優勢の展開となり、主要1000銘柄のうち上昇したのはわずか31%にとどまりました。出来高が通常時の132%に達するなか、全11セクター中プラス圏を維持したのは1セクターのみで、市場のほぼ全域に売りが波及しました。全面安の様相となったものの、SPYの終値は最高値から-1.3%の位置を維持しています。商いを伴って高値圏から押し戻された格好ですが、基調的な上昇トレンドを崩す水準ではありません。S&P 500は-0.7%、ナスダック100は-0.8%、ダウ平均は-0.7%、中小型株で構成されるラッセル2000は-1.8%で取引を終えました。総合PMI速報値で事業活動が58.4へと5年超ぶりの高水準に加速したことが示されると、米利回りが上昇して追加利上げ観測が再燃し、株式市場の重荷となりました。
この日唯一上昇したのはエネルギーセクターで、コノコフィリップスなどの個別銘柄の堅調さに支えられて+1.1%で終了しました。一方で、原油価格の上昇や地政学的リスクの不透明感は市場全体の逆風となりました。対照的に金利感応株やディフェンシブ株は強い売りに押され、公益事業セクターが-1.9%と下落を主導しました。
長期金利の上昇が金利感応度の高い成長株への圧力となるなか、ハイテクや一般消費財の大型株も相場全体を押し下げました。個別銘柄では、アルファベット(クラスC)が値を下げて引け、-3.6%となりました。この軟調な地合いは他の主力銘柄にも波及し、アマゾン・ドット・コムも-2.2%で取引を終えています。
株式市場が広く下落した一方で、信用市場やボラティリティ指標には市場全体の深刻なストレスを示す兆候はほとんど見られませんでした。ハイイールド債のスプレッドは2.68%で引け、企業債務市場におけるリスク評価は安定を保っています。また、VIX指数は14.2で取引を終え、株価の乱高下に対する警戒感は抑制された範囲にとどまっています。
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