テラダイン、AI検査需要で上昇 バリュエーションには割高感も
半導体検査装置への堅調な需要が株価を押し上げたものの、PERの高止まりにより事業計画の遅れは許されない状況となっている。
EasyAlpha Research · 2026年10月2日 · 10月2日 18:47 GMT-4Plus
TER · Teradyne Inc
$449.04+8.0%
良い品質
当社の評価
52週レンジ
- 当社の見解: S&P 500のハイテク銘柄群の中で、テラダイン(Teradyne Inc)の評価はBとなっています。収益性が最も高く評価されている一方、バリュエーションが主な注視項目です。
- 当日の動き: 高速メモリ検査装置の好調な受注動向を追い風に、株価は8.0%上昇し、449.04ドルで取引を終えました。
- 今後の注目点: 10月27日(火)に予定されている次回の四半期決算発表。
10月2日(金)の取引でテラダイン株は上昇し、20日平均の1.4倍に達する出来高を伴って8.0%高の449.04ドルで取引を終えました。人工知能(AI)向けハードウェアおよび自動テスト装置(ATE)の需要拡大を好感した買いが優勢となりました。同社は最近、LPDDR6やGDDR7などの最先端DRAMおよびフラッシュメモリに対応した次世代メモリ検査向けテストシステム「Magnum E2」を発表しました。メモリ構造の複雑化に伴って半導体メーカー各社がより厳格な検証を求められる中、自動メモリテストプラットフォームへの需要が一段と拡大しています。
同社はさらに、マイクロLEDおよび光インターコネクト検査向けの「Iris 100」システムを投入し、光学デバイス検証分野にも事業領域を広げています。市場全体でも、軟調な雇用関連指標を受けてインフレ懸念が後退しハイテク株全般が上昇したことが追い風となりました。
EasyAlphaはS&P 500のハイテク企業群との比較に基づき、当日の取引開始時点でテラダインをBと評価していました。AまたはBの評価を受けた企業は強固なファンダメンタルズを備えており、過去のデータ上もDやEの企業と比べて大幅な下落リスクが低い傾向にあります。また、同社の収益性は際立っており、純利益率は25.8%、自己資本利益率(ROE)は36.5%を記録しています。直近の業績動向を見ても、前年同期比の四半期売上高成長率は+103.9%となっています。
しかし、テラダインの最大の懸念材料はバリュエーションです。実績PER(株価収益率)は55.2倍、予想PERは30.7倍で取引されており、高い成長期待がすでに株価へ十分に織り込まれていることを示しています。株価は過去1か月で+31.4%、年初来で+132.0%上昇しており、52週高値の487.72ドルを7.9%下回る水準にあります。同社を担当するアナリスト17名のうち70.6%が「買い」と評価していますが、金曜日の終値はコンセンサス目標株価の446.47ドルを0.6%上回っています。
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グレードの仕組み
毎日、各企業を同じセクターの他社と比較して評価しています。財務、株価の動き、市場のシグナルを見て、結果をシンプルな一文字で表します。
- A非常に優れた品質
- B良い品質
- C平均的な品質
- D平均以下
- E最も弱い品質
評価は過去のデータをもとに、同じセクターの他社と比べた質を示すものです。予測でも目標株価でも助言でもありません。A評価の企業でも下落することがあります。