薄商いのなか公益・ハイテク株が牽引、S&P 500は最高値を更新
債券利回りの低下や原子力発電関連の大型契約を好感し、全11セクター中10セクターが上昇。主要株価指数は最高値圏を維持しました。
EasyAlpha Research · 2026年10月6日 · 10月6日 18:42 GMT-4
この日の市場をひと目で
セッションの変動銘柄
AVGOBroadcom Inc
+3.7%AMZNAmazon.com Inc
+1.9%MSFTMicrosoft Corporation
+0.8%
10月6日(火)の米株式市場は続伸し、上位1000銘柄の63%が上昇するなか、S&P 500は最高値から0.0%の水準を付けました。出来高は通常の日の77%にとどまったものの、11セクター中10セクターが上昇するなど幅広い銘柄に買いが広がりました。この静かな上昇によって相場の上昇の勢いは維持されましたが、基底にあるリスク環境に大きな変化は見られません。
S&P 500は+0.6%、ナスダック100指数は+0.5%で引け、SPYは$779.14で取引を終えました。大型株の上昇とは対照的に中小型株は軟調で、ラッセル2000指数は-0.7%となりました。国債利回りの上昇が一服し原油価格が落ち着いたことでインフレ懸念が和らぎ、株価を支えました。また、投資家が間近に控える企業決算や人工知能(AI)向けの堅調な企業支出を見極めようとする姿勢も市場心理の追い風となりました。
グーグルとコンステレーション・エナジーが地域の送電網向けに890メガワットの原子力電力を供給する20年契約を発表したことを受け、公益事業セクターが+3.1%と全セクターをリードしました。個別銘柄では、ウェルズ・ファーゴが目標株価を87ドルに引き上げたフリーポート・マクモランが注目を集めました。大型ハイテク株も指数の押し上げに寄与し、ブロードコムは+3.7%、アマゾン・ドット・コムは+1.9%で取引を終えました。一方、ヘルスケアセクターは-0.1%と軟調でした。
主要指数の上昇の裏で、市場環境は引き続き秩序を保っています。株式の予想変動率は低水準にとどまり、VIX指数は15.5で終了。足元のボラティリティに対する市場の警戒感は穏やかであることを示しています。クレジット市場ではハイイールド債スプレッドが3.12%となり、過去20営業日で+0.44ポイント拡大したものの、深刻な資金調達の逼迫を示す兆候は見られません。
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