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公益事業セクター · 週間レビュー

米金利上昇で公益株ETFが軟調、市場全体に劣後

米長期国債利回りの上昇や利上げが重荷となり、今週の公益事業セレクト・セクターSPDRファンドは下落した。

EasyAlpha Research · 2026年9月18日 · 9月19日 8:00 GMT-4Plus

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-3.1%今週

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今週の公益事業セクターは目立った下落を記録した。同セクターに連動する上場投資信託(ETF)である公益事業セレクト・セクターSPDRファンド(XLU)は、この5営業日で-3.1%となり、S&P 500全体の-0.4%に劣後した。なお、全11セクターETFのうち今週上昇したのは2銘柄にとどまる。セクター全体で下落圧力が強く、値上がりを維持できた構成銘柄はわずか3.2%だった。下落を主導したのはコンステレーション・エナジー(-10.5%)で、一方のAES(+0.3%)がセクター内で最も堅調な銘柄となった。米長期国債利回りが数年ぶりの高水準を試すなか、金利感応度の高い公益株の重荷となり、セクター全体に売り圧力がかかった。米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを実施し、根強いインフレへの対応として追加引き締めが必要になる可能性を示唆したことも、市場環境を一段と厳しいものにした。

公益株の軟調は、金利感応度の高い資産にとって厳しいマクロ環境の中で進行した。原油高と根強いインフレが指標となる米長期国債利回りを数年来の高水準へと押し上げ、株式市場全体が軟調に推移した。週を通じて米長期国債利回りが数年ぶりの高水準に迫り、利回りの変動に敏感な公益セクター全体に逆風が吹いた。さらに、インフレが高止まりするなか、FRB当局者が年内に追加利上げを実施する可能性を示唆したことも重荷となった。

セクター内の騰落状況(ブレッドス)を見ると、今回の下落は一部の銘柄に集中したものではなく、広範囲に及んでいたことがわかる。S&P 500の公益事業構成銘柄のうちプラス圏で終えたのはわずか3.2%にとどまり、ほぼすべての銘柄が週間で値を下げた。同セクターの均等加重型ETFのリターンは-2.8%となり、時価総額加重型ETFの-3.1%とほぼ同水準となった。この連動性は、売り圧力が一部の大型株にとどまらず業界全体に行き渡っていたことを裏付けている。個別銘柄の騰落率を見ても、最下位のコンステレーション・エナジー(-10.5%)から首位のAES(+0.3%)まで幅広く、セクター内で最も好調だった銘柄ですら辛うじてプラスを維持する程度にとどまった。

今週の下落により、過去数カ月にわたる厳しい地合いがさらに長引くこととなった。同ファンドの直近1カ月の騰落率は-6.7%、過去3カ月では-7.6%となった。過去の値幅と比べれば今週の変動は目立つものの、1週間の動きだけでセクターの本質的なファンダメンタルズが変わることはめったにない。セクターの動きは構成企業の事業環境の変化ではなく、金利感応度の高さや広範なマクロ経済の圧力を反映したものである。今週のパフォーマンスは株式市場全体における金利見通しの再評価(リプライシング)主導によるものであり、同セクターの根本的な特性そのものは変わっていない。

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