値上がり銘柄の広がりと質の不足が重石に:通信サービスセクターが下落
9月22日(火)の同セクターで上昇した銘柄はわずか21.1%にとどまり、XLCの格付け対象ウェイトにおいて上位のクオリティ評価を得ている銘柄はわずか23.5%に過ぎない。
EasyAlpha Research · 2026年9月22日 · 9月22日 18:43 GMT-4Plus
XLC · Communication Services Select Sector SPDR Fund
$113.52-1.1%
1カ月
+1.9%
100営業日
-2.6%
6カ月
+2.2%
12カ月
-4.3%
セッションの変動銘柄
PSKYParamount Skydance Corporation Class B Common Stock
+2.0%LYVLive Nation Entertainment Inc
+0.4%TTDTrade Desk Inc
-5.0%
EasyAlphaのデータによると、9月22日(火)の通信サービスセクターは、クオリティ面での支えの薄さと値上がり銘柄の広がりの乏しさが重荷となった。通信サービスグループ全体で上昇した銘柄はわずか21.1%にとどまり、時価総額加重のセクター指数が-1.0%となった一方、上場投資信託(ETF)の通信サービス・セレクト・セクターSPDRファンド(XLC)は-1.1%の$113.52で取引を終えた。均等加重のグループは-1.3%となり、中小型銘柄にも売り圧力が広く波及していたことを示唆している。-5.0%で引けたトレード・デスク(The Trade Desk Inc)の大幅反落が下落モメンタムの主因となった一方、パラマウント・スカイダンス・コーポレーション クラスB普通株(+2.0%)やライブ・ネーション・エンターテインメント(+0.4%)の上昇はファンド全体を押し上げるには力不足だった。市場全体で地政学的緊張を背景に直近の上昇基調が一服したことによる警戒感に加え、トレード・デスクにはS&P 500種株価指数からの除外に伴う機械的な売り圧力が重なった。
9月22日(火)は全11セクター中5セクターが上昇し、市場全体が全面安というよりは高安まちまちの展開となった。しかし、通信サービスセクターは構成銘柄全般に売りが広がったことで相場全体から出遅れた。時価総額加重ベースの-1.0%と均等加重ベースの-1.3%の乖離は、指数のウェイトを占めるメガキャップ主導株よりも、中小型の通信株の方がより大幅な下落に見舞われたことを浮き彫りにしている。
経費率0.08%の低コストで$22.4 billionの資産を運用する通信サービス・セレクト・セクターSPDRファンドは、同セクターへのエクスポージャーを集中的に保有しており、EasyAlphaはポートフォリオのウェイトの87.1%について同業他社比較による格付けを行っている。その格付け対象のうち、AまたはBの評価を得ている企業はわずか23.5%にとどまる。AまたはB評価の企業は強固なファンダメンタルズを有しており、過去の傾向としてもDまたはE評価の企業に比べて大幅な下落(ドローダウン)のリスクが低い。
この日の反落は、同セクターにとって数カ月にわたる不安定な推移の一環である。XLCは過去1カ月で+1.9%、過去6カ月で+2.2%を記録しているものの、過去100営業日では-2.6%、過去12カ月では-4.3%にとどまっている。上昇銘柄の広がりや高評価銘柄の比率向上が見られない限り、持続的なモメンタムを確立するのは依然として困難な状況が続くだろう。
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