エネルギー供給懸念で原油高、円買いも加速
供給リスクへの懸念から円高と原油高が進む一方、金は軟調となり、主要暗号資産は横ばいで推移しました。
EasyAlpha Research · 2026年9月8日 · 9月9日 6:18 GMT-4Plus
9月8日(火)の世界市場で主役となったのは日本円で、対ドルで約7カ月ぶりの高値まで上昇しました。市場で日銀の追加利上げ観測が強まり、円資金を用いたキャリートレードの巻き戻しが広がりました。
コモディティ市場では、地政学リスクの報道や金利上昇圧力を受けてエネルギーと貴金属が動意づきました。湾岸地域のエネルギーインフラに対する攻撃を受けて同地域の供給不安が再燃し、原油相場が上昇。ブレント原油は一時1バレル=99.46ドル付近まで急伸した後、0.9%高の97.92ドルで引けました。一方、エネルギー高によって主要中央銀行が高水準の政策金利を長期維持するとの見方が強まり、金先物は小幅に下落して1オンス=4,400.66ドル近辺で取引を終えました。
その他の主要通貨では、ユーロと英ポンドが対ドルで底堅く推移しました。ニューヨーク市場終盤の取引では、ユーロが1ユーロ=1.1624ドル、英ポンドが1ポンド=1.3542ドル、ドル・円は1ドル=154.34円となりました。
暗号資産市場では、9月8日(火)の主要銘柄は方向感に乏しく、ビットコインは-0.1%、イーサリアムは0.0%となりました。
市場引け後も24時間取引は継続し、ニューヨーク時間午前10時20分時点で金は-0.8%、対ドルの円は+0.5%で推移しています。
今後の見通しとして、今週は主要な経済指標の発表が相次ぎます。米政府は水曜日に雇用コスト指数(ECEC)を発表し、木曜日には生産者物価指数(PPI)および週間新規失業保険申請件数が公表されます。金曜日には8月の消費者物価指数(CPI)と9月の消費者信頼感指数(速報値)の発表が予定されています。なお、米連邦準備制度理事会(FRB)の高官らは、9月15〜16日に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に発言を控えるブラックアウト期間に入っています。
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